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温度校正
温度校正とは
温度校正とは、温度の測定に使われる機器を校正することを言います。最も重要なのは、白金抵抗温度計(PRTまたはPt-100)やサーミスター、熱電対などの温度センサー自体も温度校正の対象になるということです。これらの温度センサーは“温度指示計器”を使って読み取られ、温度指示計器では受け取った電気信号を国際温度目盛(ITS-90)に従って温度に変換します。
温度計は通常、安定した温度環境(熱源)に入れて、その出力を校正済みの“基準温度計”または“標準温度計”と比較することで校正されます。フルーク・キャリブレーションでは大きく3つのカテゴリーの熱源を取り扱っています。現場向けの工業用熱源(ドライウエル校正器、マイクロバス等)、標準室向けの液体バスおよび熱電対炉、一次標準ラボ向けの定点セルです。また、標準白金抵抗温度計や温度指示計器等の参照標準温度計も多数取り扱っています。
さらにフルーク・キャリブレーションなら、温度測定回路で使われる電子機器のための校正器もご用意できます。フィールド校正、ラボ校正、一次標準校正
フィールド温度校正((または「工業用」または「携帯型」温度校正)は、ラボ環境の外で温度計を校正することで、通常は確度 5 °C ~ 0.5 °C です。ドライウエル、メトロロジー・ウエル、マイクロバス、IR ターゲット、その他のポータブル熱源は、温度指示計器と温度標準器を使用した場合ほどではありませんが、安定した温度を供給することができます。
ラボまたは二次温度標準校正
とは、参照標準クラスの白金抵抗温度計(または PT-100)、高精度サーミスター、および貴金属熱電対の校正のことを指し、安定度、均一度の高い温度校正用バスや水平温度炉(熱電対の校正に必要な高温用)と、標準白金抵抗温度計および高確度温度指示計器を用いて行われます。校正確度は0.5 ℃ ~ 0.02 ℃です。
定点または一次温度標準校正
では、水の三重点セルなどの定点セルを利用します。定点セルで温度を(通常は標準室内で)適切に「実現」すれば、極めて正確で再現性の高い温度が得られます。このような校正方法は、標準白金抵抗温度計および貴金属熱電対の校正で使用され、確度は0.001 °C程度です。
ハート・サイエンティフィック製品と フルーク・キャリブレーション・ブランド
2001 年、フルークは、米国ユタ州アメリカン・フォークにあるハート・サイエンティフィック社を買収しました。その後も温度製品はハート・サイエンティフィック・ブランドとして販売されていましたが、2010年に新たにフルーク・キャリブレーション・ブランドが導入され、ハート・サイエンティフィック製品もこれに統合されました。このフルーク・キャリブレーション・ブランドには、ハート・サイエンティフィック製品の他、電気、RF、圧力、および流量校正製品が含まれます。現在、一部の温度製品がワシントン州エバレットにあるフルーク本社で、定点および一次標準製品はユタ州で製造されています。 温度校正において世界トップクラスであったハート・サイエンティフィックのエキスパート・チームはそのままフルークへと引き継がれています。
ソリューションの選択
温度センサーの校正は簡単ではありませんが、多少のノウハウと適切な製品があれば実行可能です。最初のステップは、校正対象のセンサーがどのような電気信号を出すのか、また機械式なのかなど、そのセンサーを理解することです。
また、物理的特徴(寸法、形、プローブ・シース内のセンサーの寸法や形など)、使用される温度範囲、その温度での信頼できる確度、校正室で校正できるか、現場でそのまま校正しなければならないか、などの事項を確認することでお客さまに合った校正プロセスや製品が見つかるはずです。03-6714-3114までお電話いただければフルークの担当者が商品選びのお手伝いをさせていただきます。
必要な製品のイメージはあっても、具体的にどれを選べばいいのかお悩みでしたら、右のセレクション・ガイドをご利用ください。様々な製品を簡単に比較することができます。
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